前の職場に出戻りってありなの?同じ会社への再転職事情

転職

もし、転職に失敗してしまったら、 「今すぐにでも退職したい。」「離れてから分かったけど前の職場良かった。」「前の職場に戻りたい。」と色々思うことがあるかもしれません。 しかし、理由はどうであれ「この職場は嫌だ!辞めてやる!」という想いで退職したのにも関わらず、また戻ってきたなんて恥ずかしいですよね。 そんな”出戻り転職”による経験と実体験談を踏まえて”出戻り転職”の対処法をお伝えいたします。

出戻りとは

出戻りとは、退職した職場に再就職することです。出戻りした人は、出戻り社員と呼ばれています。

出戻りの理由で多いのが、結婚/出産です。他は、引越しや介護等個人的な理由がほとんどです。

また法律的には出戻り就職は、憲法で「職業選択の自由(日本国憲法第22条第1項)」によって守られていますので、法律違反は犯していませんので安心してください。

【転職前】転職するなら出戻りできないものと考えて

・更にステップアップを目指したい

・今の会社では自分の力を発揮しきれない

・運営体制に不満がある

こんな理由で転職を考えること、ありますよね。

実際に求人を見たり、人材コンサルタントからヘッドハンティングを受けたりして隣の青い芝生に思いを馳せてしまうこともあるかもしれません。

しかしそういう時は立ち止まって、一旦冷静になった方が良いでしょう。

実は転職前のリサーチが不足していた為に、元の会社の方が良かったと後悔する方が多くいらっしゃいます。

又、基本的に出戻りは間口が狭く、現実的には厳しい場合がほとんど。

できるだけ冷静に現在と転職先企業を比較して、どちらが自分にとってマッチしているのかを正しく判断しましょう。

【転職前】転職失敗しないための転職先企業の判断基準

転職をする際に、今の会社と転職先の会社をそれぞれ判断していきましょう。

まずは転職先企業から。

 

1.企業業績

まず初歩的な確認となりますが、企業ホームページ等から業績推移を確認しておきましょう。

上場企業であればIR情報ページに決算報告があるので、過去の業績から見ると効果的です。

又、時価総額を確認するのも大変有効ですね。

この時点で転職先の業績が右肩下がりとなっていたり、ポジティブではない事業縮小をしている場合は、一度再検討した方が無難と言えます。

2.インターネットの口コミ

企業情報を収集するには口コミサイトを見るのも大変有効です。

実際のところ、過去に何かしらの不満や遺恨がある方はこういったサービスを利用して発散することも多く、ある意味で生の声を知ることが出来ます。

数名が酷評している場合は、その人がその会社との相性が悪かったという判断も出来ますが、酷評数が多い場合は信憑性が高まりますので、念のため確認しておきましょう。

3.給与テーブル

オファーを受けた給与が良くても、その後の伸びしろが悪くては意味が無いと言えます。

人事考課も反映されず、年間で微増程度となり昇格チャンスもあまり無い企業であれば、思い切って辞退した方が良いでしょう。

現在勤めている方に話を聞けるのが最も確実ですが、それが難しい場合はエージェントや採用担当に遠慮なく確認を取るべきです。

やりたいことが出来るといって、給料を度外視するとほぼ間違いなく後悔します。

【転職前】転職失敗しないための今の会社の判断基準

1.今後の自分を検証する

転職をせずに長く勤め上げればそれ相応のポストに就くことが出来ますし

先輩や上司に相談すれば快く教えてくれることが殆どです。

10年後の自分がどうなっているかを把握して、転職した方が本当に将来性を見込めるかをしっかり検討した方が良いですね。

この際、人事権についてある程度影響力を持っている上司に相談すると

人材確保の為に良い条件を提示してくれることもありますので、ネゴシエーションの意味でもおすすめです。

2.現状の不満を整理してみる

転職を希望する時は、往々にして勢いで判断してしまいがちです。

①会社の運営体制について疑問がある

②上司や同僚に反りの合わない人がいる

③自分のスキルを活かしきれていない

これらの不満である場合は、確かに的を射ている場合もありますが

一時的な感情の高ぶりで冷静さを欠いている可能性があります。

②と③に関しては上司や人事に相談すると、部署異動させてもらえる可能性もありますので、試してみると良いでしょう。

一方①に関しては、個人の力でどうにもならない側面も確かにあります。

しかし、その体制は辞めるほどに質の悪いものなのか、転職先の体制についてはどうなのか。

そういった比較をしてみると良いですね。

3.人間関係を改めて振り返る

会社で働くことに於いて、業務内容と同じくらいに大切なのが人間関係です。

そして良好な関係性を構築するのは業務に慣れるよりも大変だと言えます。

会社自体に不満はあっても、先輩や同僚と良い関係を築けているのであれば、一度立ち返った方が良いかもしれません。

転職先の業績が良くても、人間関係を新しく作り上げるのは大変な労力が伴いますし、上手くいかないと会社に行くのも嫌になってしまう可能性があります。

【転職前】ヘッドハンティングの注意点・怪しい誘い

1.企業説明会等で話をもらった場合

ボンヤリと転職を考えて、セミナーや説明会に参加したところ

人材コンサルタントからヘッドハンティングを受ける場合がありますが、

この流れには少々注意した方が良いでしょう。

人材コンサルタントは、人と企業のマッチングで利益を得る手数料商売となりますので

あくまでもその企業の採用担当ではありません。

従って、声がかかっただけで内定を取ったわけではありませんし、

利益の為に転職しそうな人材に声をかけた。という場合もありますので、

セールストークに十分注意して検討しましょう。

2.退職意思は内定が出てからで遅くない

早く転職したいという気持ちが強くなってしまい、まだ内定が出ていない段階で退職意思を伝えてしまう事がありますが、それは絶対にやめましょう。

万が一転職できなかった時に肩身の狭い思いをすることになりますし、

最悪の場合退職自体を取り消すことが出来ません。

又、転職先が同業他社の場合は会社同士の問題に発展することもありますので、慎重に動いた方が良いですね。

【転職後】前の職場に出戻りしたくなったら

1.出戻りが可能か元の会社に聞いてみる

これは少々厳しい方法となりますが、元の会社で人事権を持っている上司等に相談してみましょう。

もしかすると口利きによって戻ることが出来るかもしれません。

又、子会社であれば問題なく採用してもらえる場合もありますね。

注意点としては、キャリアが初めからやり直しになり、給与も下がると思った方が無難です。

2.いずれにしても元の職場環境はもう存在しない

これは諦めの境地とも言えてしまいますが、万が一出戻り出来たとしても

元の会社では「一度辞めた人」というレッテルが貼られてしまいます。

もちろん余程仲のいい仲間であれば素直に喜んでくれるかもしれませんが、

上層部や人事はそこまで楽観的ではないでしょう。

ここぞという時の発言力は無くなり、もしかしたら以前よりも周囲と壁を感じてしまうかもしれません。

それを考えると、さらにマッチする会社へ移るか、転職した今の会社で本腰を入れた方が有益と言えるでしょう。

【転職後】転職失敗で出戻りになって不安

個人的理由以外には、転職に失敗して出戻りをする場合があります。

実際に、こんな仕事はやっていられない、給料が低い、忙しすぎて辛いなど、様々な不満を抱えて会社を辞め、転職をして起きながら再び同じ職場が恋しくなる方は少なくありません。

正社員だった方が派遣社員やアルバイトを経験して、やはり正社員として採用されたいけれど、ほかによい条件のところがないケースや、正社員として意気揚々と転職したものの、思っていたのと違っていたケースなどです。

他の職場や他の仕事の方がよく見えたのに、実際に働いてみたら、前の会社の方がよかった、ずっとマシだったと思う方は少なからずいます。

他で働いてみて初めて、以前の勤務先は恵まれていたと感じたり、自分に仕事や職場の雰囲気が合っていたと感じたりする方、同僚や先輩と馬が合ったと感じる方もいるのです。

働いているときには隣の芝生が青く見えたのに、実際に行ってみたら違ったというものです。

【転職後】迎える職場の雰囲気や反応が怖い

人間関係がよほど悪かったケースを除けば、迎える職場の雰囲気もおおむね良好です。

出戻りが恥ずかしいと思うかもしれませんが、冷やかされたりするのも最初のうちですし、何よりも相手にしてもらえるということは人間関係が良好な証拠です。恥ずかしがらずいい仕事ができることに集中しましょう。


そもそも、出戻りしてくるケースは人間関係については大きな不満がなかった方が多く、そうでないと再び働こうとは思わないでしょう。
出戻るにあたって、仲がよかった同僚や先輩、お世話になっていた上司が、上層部や人事部などに口利きをしてくれて出戻りが実現するケースも少なくありません。

【転職後】転職失敗による出戻りは少なくない

転職してみて、やはり以前の職場の方がよかったと出戻ってくる方はいるのでしょうか。

一度会社を退職してしまったら職場の人達とは縁が切れますし、他の会社へ転職するということは「裏切者扱い。」をされているようで戻るなんてなかなかできない。

自分自身もどこかで「一度辞めたのは裏切りであり、出戻りすることは後ろめたい気持ち。」があったかもしれません。

きっとこれは日本特有の村社会文化でまだまだ終身雇用が残っていますし、「あいつ辞めたのに何で戻ってきたんだ。」と気にする人は気にするかもしれません。

しかし、自分が楽しい人生を生きていく為には他人に後ろ指刺されようが気にしないメンタルも必要です。その選択肢を選んだのですから。

 

また出戻りをするのは恥ずかしくてできないと思われそうですが、実際にはけっこういるものです。

出戻り社員ばかりといった面白い会社もあったりします。

もっとも、一度会社を辞めた本人がやはり戻りたいと思うのはいいとして、辞めた勤務先が受け入れてくれるのかと不安に思いませんか。

職場に不満をぶちまけたり、ほかにやりたい仕事があるなどと辞めたりしておきながら、再び雇ってくれなんて虫が良すぎて、そもそも採用してもらえないと思う方も多いことでしょう。

【転職後】辞めた会社に戻るのは可能?

意外に思われるかもしれませんが、いったん辞めて他で働いた人を再び採用する会社は少なくありません。

それはなぜかと言うと、採用のリスクを抑えられる点と、人材育成の手間やコストが抑えられる点が挙げられます。

採用のリスクとは人材のミスマッチや、コストや手間をかけて採用したにもかかわらず、すぐに辞められてしまうリスクなどを言います。

意欲満々に思えたのにやる気がない、優秀そうに思えたのに仕事ができないミスマッチ人材を雇ってしまったり、求人広告費用や人材紹介会社の利用などでコストをかけたのにすぐに辞められたりしてしまえば、企業としては損失も大きなものです。

この点、以前働いていた出戻り社員なら、どんな人でどんな仕事ぶりであったかはわかりますし、出戻りしてすぐに辞めるリスクはないだろうと推測ができます。


また、以前仕事をしていたわけですから即戦力として業務に戻れ、人材育成コストや時間を割かずに済みます。

こうした点から、ほかによい人材の応募がない、人手が不足しているといった事情があれば、すぐに再び採用をしてくれるケースが少なくありません。

まとめ

意気揚々と転職したものの、想像していたものと違った、前の会社のほうが人間関係もよくやりがいがあった、という方は少なくありません。
会社としても出戻りの人は非常に雇いやすいです。即戦力のパターンがほとんどで、他を経験したからこそ、次はなかなかやめないだろうと推測もできるからです。
なので、育成にかかるコストや時間を省くことができ、会社にとってはメリットが多いからです。

出戻りしたいという人の多くの声は、新しい仕事が思いのほかやりがいがない、新しい職場で人間関係がうまくいかない、労働時間が長くサービス残業をさせられる。などといった、採用条件の時には見えないことでのトラブルについてです。
事前に転職する際にどういった社風なのか、仕事内容なのかはできる限りわかっておいたほうが、転職失敗は少なくなりますね。

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