コロナショックで失業者が介護業界に流れる噂は本当か?

時事ネタ

コロナショックで仕事を失った人の行きつく先とは

世界的な感染症の拡大を食い止めるべく、日本でも緊急事態宣言が発令される事態となりました。
長期にわたる営業自粛要請や外出自粛が求められ、3密となる環境の回避が求められる中、飲食業や宿泊業、土産物業や観光業、タクシー業などを中心に収入が減少して生活が苦しくなる方や、勤務していた店の閉店や企業の倒産に伴い、職を失う人が増えています。
特別定額給付金などの支援策が行われても、極一時的な対策に過ぎず、今後の生活を維持していくうえでは、新たな働き先を見つけることが不可欠です。
コロナショックで仕事を失った人はいったい、どんな業種へと仕事を求めていくのでしょうか。

介護業界にも頼れなくなるコロナショックの大きさ

少子高齢化が深刻化する中、業界を問わず、人手不足の状況が続いていましたが、コロナの感染拡大により、人が集まる業態や海外からのインバウンド需要に頼っていた業界がにわかに崩れ始めています。
人手不足で求人を盛んに募っていた飲食やサービス、宿泊や観光関連業、エンターテインメントやレジャー産業などが、軒並み経営が悪化し、求人の見合わせどころか、倒産の危機にさらされているためです。
そこで、高齢化でますますニーズが高まる介護業界に、コロナショックで生じた失業者が流れるのではという噂がにわかに巻き起こっています。
この噂は本当なのでしょうか。

求人が豊富な業界にも異変が

これまで介護業界は人手不足で求人を募っても、ハードワークで給料が安い、ストレスが多いなどの理由で、なかなか有能な人材が集まらないのが現実でした。
それが、飲食サービスなど人気が高く、気軽に応募できる求人に赤信号がともったことで、求人ニーズが高い介護業界に応募者が殺到するのではと噂されているのです。
もっとも、この噂はコロナショックの前では無残に砕かれます。
というのは、介護業界でも倒産の危機が増大している業態や事業所が登場しているためです。
3密の自粛により、デイサービスの利用者が減り、中には8割減となって収益が悪化している施設が増えてきました。
通所介護ニーズが減って、訪問介護へのシフトが起こっているものの、訪問介護でも他人が自宅に出入りすることを不安視し、4割程度の利用減となっています。
施設サービスでは面会制限や集団感染予防策の徹底が要求され、介護スタッフの負担はますます増えています。
こうした現状で、介護業界においても従前に比べて求人が減るとともに、より責任を持って対応できる経験者採用や即戦力採用へとシフトが起きているのです。
そのため、コロナショックにより他業種で失業したからと気軽に採用してもらえるとは限らない状況が生じています。

安易な選択ではなくスキル取得とキャリアプランが必要

介護業界は高齢化により求人が多い業界の1つでしたが、誰もが簡単にできる仕事ではありません。
高齢者に安全で高品質な介護を提供するには、スキルの取得が欠かせません。
少なくとも初任者研修を受けることが不可欠です。
スキルを取得する以上は、その後もどのように活躍したいのか、キャリアプランをしっかり描いたうえで、求人に応募するかを検討しましょう。

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