医療の高度化によって注目されている認定看護師と専門看護師とは?それぞれの違いについて

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認定看護師と専門看護師の必要性

看護師の仕事をしているとより高みを目指したいとキャリアアップを望んでいる方も少なくありません。
現代の日本の医療は、高い専門性が求められており、このニーズに応えるために専門看護師、認定看護師という特定分野の専門家としての2つの資格があります。
いずれも公益社団法人日本看護協会に認定されている看護資格で、特定分野に関する深い知識、経験を持つ看護のスペシャリストとして認定されているものです。
質の高い看護サービスを医療機関が提供するために欠かせない存在となっています。

認定看護師とは

認定看護師は、特定の看護分野において豊富な知識と高い看護技術を持っていると認められ、質の高い看護実践が可能な看護師にあたります。
患者当人や家族に対して熟練した看護技術を持って質の高い看護を実践したり、看護実践において看護職に適切な指導を行ったり、看護職に対してコンサルテーションなどを実施する役割があります。
いわゆる認定看護師は、看護の現場におけるスペシャリストと言い換えられるでしょう。

専門看護師とは

専門看護師は、患者や患者の家族に対して質の高いケアを実践するために必要な特定分野の知識、技術を備えていると認められた看護師にあたります。
そのため、専門看護師はこれまでのように患者当人のみだけでなく、患者の家族に対して地域とも連携を取りながらケアを遂行したり、現場での看護者の人材を育成するための教育的や役割、必要なケアがスムーズに遂行できるよう保健医療福祉に携わる人のコーディネーションをして調整を行ったりするなどの仕事も行います。
専門看護師は患者当人やその家族だけでなく、医師や指導者、各機関との調整を行ったり、教育や看護学の研究なども実践したりしている、まさに看護分野全体のスペシャリストと言える人材です。

認定看護師と専門看護師の違いとは?

専門看護師も認定看護師も専門分野において高い知識と技術を持ちながら、質の高い看護を行えるのですが、それぞれの違いと言えば特定分野が異なるという点です。
まず、認定看護師の特定分野は以下のとおりです。

緊急看護
皮膚・排泄ケア
緩和ケア
集中ケア
癌化学療法看護
癌性疼痛看護
訪問看護
感染管理
糖尿病看護
不妊症看護
新生児集中ケア
乳がん看護
手術看護
透析看護
摂食・嚥下障害看護
小児緊急看護
慢性呼吸器疾患看護
認知症看護
脳卒中リハビリテーション看護
癌放射線看護
慢性心不全看護

一方で専門看護師の特定分野は以下のとおりです。

癌看護
地域看護
老人看護
小児看護
精神看護
慢性疾患看護
母性看護
急性・重症患者看護
感染症看護
家族支援
在宅看護
遺伝看護
災害看護

また、特定分野が異なるだけでなく、認定看護師は患者に対して看護ケアを行うのに対して、専門看護師のケアは患者とその家族に対するケアが行われるという点でも大きく異なるでしょう。
専門看護師には、認定看護師が必要な役割に加えて、倫理調整や専門知識、技術向上における研究、保健医療福祉の人員のコーディネート調整を行うといった役割がプラスされているのが特徴です。
つまり、専門看護師の方がより高度な資格と言っても良いでしょう。
認定看護師になるためには看護師免許取得と5年以上の実務研修、認定看護師教育機関で6ヶ月学ぶことが必要です。
一方、専門看護師は、看護師免許取得後5年以上の実務研修、このうち3年以上の認定看護分野の実務研修、認定看護師教育機関で6ヶ月間学ぶだけでなく、看護系大学院修士課程を修了しなければなりません。
専門看護師になるには非常に長い期間と費用がかかりますので、それ相応の覚悟や計画を持って臨む必要があります。

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